新刊のご案内:『動かすな、原発。――大飯原発地裁判決からの出発――』
2014/10/11
『動かすな、原発。――大飯原発地裁判決からの出発――』は、大飯判決文について書かれた書籍で、河合のほか、小出先生や海渡弁護士が共に執筆しています。
河合は、大飯判決文が、現在全国で行われて訴訟においてどんな意味があるかについて解説を書いています。是非、ご一読ください。
『動かすな、原発。――大飯原発地裁判決からの出発――』
(岩波書店)
定価(本体 520円 + 税)
小出 裕章,海渡 雄一,島田 広,中嶌 哲演,河合 弘之共著
豊かな国土とくらしこそ、国富である。――3.11後、唯一再稼働した「実績」を持つ大飯原発に対し、福井地裁は運転差し止めを命じた。「原発銀座」と称される福井県で、原発の危険性を訴えてきた原告と弁護団の声を紹介し、画期的内容を多く含む判決内容と影響を分析する。格調高い判決要旨を解説付きで全文収。
日刊ゲンダイ 『注目の人 直撃インタビュー』で紹介されました。
2014/09/29
C&Rリーガル・エージェンシー社
『Lawyer's MAGAZINE 2011.9.1 Vol.23』に掲載されました。
2014/09/29
<Human History> 弁護士の肖像
さくら共同法律事務所
弁護士 河合弘之氏
2011年9月号に掲載
<以下浜岡原発に関するパートを記事から抜粋掲載>
“浜岡原発の運転差し止め訴訟は、02年から弁護団長として闘ってきました。浜岡から挑んだのは、ここが一番危ないと思ったからです。想定東海大地震は来るし、首都圏にはわずか180km、事故が起きたら日本は実質壊滅する。浜岡から一点突破、全面展開しようと考えたわけです。
ところが当時、立ち上がる原告団がいなかった。中部電力の城下町みたいなものですからね。僕は静岡のさまざまな集会に出て、「怖くないんですか。一番被害を受けるのはあなた方なんですよ」と、説得を続けました。すると「やってくれる弁護士はいないし、お金もない」。なら、弁護団は僕がつくる。全部手弁当でやるからと申し出たら、燎原の火のごとく原告団が立ち上がったのです。”
“それでも、ほかを含めてこれまで原発裁判は20連敗。我々は「ありもしないことを大げさに騒ぐオオカミ少年」だと言われ続けてきたのです。それが、不幸にして本当に重大事故が起きてしまった。今年5月、菅首相が浜岡原発の全機停止を断行したのは大英断だと思っていますが、こんな大事故ではなく、僕らの運動や裁判で事態を変えるべきだったとも思う。でも、3月11日は国民的価値観の転換点になった。原発に批判的、消極的な意見が増え、流れは明らかに変わっています。今が正念場。日本を放射能のない安心な国にする最後のチャンスなのです。”
『自然エネルギー推進会議』香山リカインタビュー
賛同人・河合弘之弁護士インタビュー 大飯原発差し止め訴訟を語る
2014/09/29
<マガジン9×グリーンピース>コラボ企画で紹介されました
2014/09/29