弁護士 河合弘之

さくら共同法律事務所

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  1. トップページお知らせ『日本と原発』がキネ旬ベストテン入り

『日本と原発』は社会に機能する映画

2016/01/12

2015年度キネマ旬報ベストテンが発表され、『日本と原発 私たちは原発で幸せですか?』が2015年文化映画ベストテンにおいて第9位を獲得しました。

 
『日本と原発』は弁護士が本業である河合弘之監督が、「伝わらないのなら、映像にしてでも伝えたい」と止むに止まれず作り上げた映画です。2015年の1年間で1,000回以上の自主上映会が開催され、観客動員数は約7万人以上になりました。

 

また、2015年12月18日の大津地裁(美浜、高浜、大飯原発差止訴訟)等の原発裁判では証拠として提出されています。2015年12月10日の鹿児島地裁(川内原発差止訴訟)では『日本と原発』が法廷で上映されました。そのほか、同年11月16日 の島根原発三号機の訴訟の期日(広島高裁松江支部)でも上映され、東京高裁 (浜岡原発運転差止裁判控訴審)、札幌地裁(泊原発)、松山地裁(伊方原 発)、名古屋高裁金沢支部(大飯原発控訴審)、新潟地裁(柏崎刈羽原発)、水戸地裁(東海第二原発)、金沢地裁(志賀原発)でも上映されました。。

 

長年脱原発訴訟を先導する弁護士が、その経験から原発について考えられるすべての問題を網羅し、社会を変えるためのツールとして提供された映画です。しかしながら、無味乾燥なツールではなく、号泣し、ユーモアに笑い、見終わった観客が「自分も何かできる、やりたい」と自信を持って行動するような映画です。それが、1000回以上の上映会開催につながっています。今までの映画の枠を超えた、社会に機能する映画の可能性を開くものになっています。

 

芸術作品を作るという企図を一顧だにせず、ファクトにこだわり、「これ一本で原発問題のすべてが分かるように」したい、と本来映画とは無縁の現役弁護士たちの、あらゆる原発の問題を盛り込んだ2時間15分の挑戦に対し、映画の芸術性を高めることを目的に優秀な作品を選んできた、伝統あるキネマ旬報が数多く上映された日本映画の中から、2015年度ベストテンの中に『日本と原発』を選んだということは、『日本と原発』が映画としての完成度の高さと訴求力の大きい作品になっていることの証左であると言えます。キネマ旬報社と、映画『日本と原発』の上映会を企画してくださった方々、多くの観客の方々に感謝します。

 

参照サイト:キネマ旬報文化映画ベスト・テン

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