「3・11甲状腺がん子ども基金」
福島原発事故後、小児甲状腺がんが多発しています。世界では100万人に一人の発生率の小児甲状腺ガンが、福島県「民健康調査」では、がんやがんの疑いのある子どもたちは174名に上っています(6月30日現在)。リンパ節転移や遠隔転移、再発など深刻な症例が報告されています。しかし、政府は、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響による健康被害は起きないとしており、包括的な支援策が一切とられていない状況です。
理事を務める河合弘之弁護士(監督)は「甲状腺がんにかかった子どもとその家族たちは当然団結していると思っていたが、そうではなかった。彼らは完璧に分断されており、逼塞(ひっそく)した生活を送っている」と設立記者会見で述べています。
このような状況を解決するためには、治療費や通院費などの給付を含めた経済的支援はもちろん、多様かつ継続的な支援体制が欠かせません。そこで、患者と家族を支援しようと2016年9月9日「3・11甲状腺がん子ども基金」設立の記者会見をしました。
「3・11甲状腺がん子ども基金」は、独立性の高い資金によって、甲状腺がんの子ども等を支援するとともに、原発事故による健康被害状況の調査・把握を行っていきます。
みなさんの資金的支援をお願いしたい。
郵便振替: 00100-3-673248 「3・11甲状腺がん子ども基金」
問合せ: 080-3757-0311 http://www.311kikin.org/
- ウェブサイト「3・11甲状腺がん子ども基金」http://www.311kikin.org
- フェイスブック「3・11甲状腺がん子ども基金」https://www.facebook.com/311kodomokikin/
「3・11甲状腺がん子ども基金」設立記者会見(9/9/2016:IWJ短縮版)
「3・11 甲状腺がん子ども基金」設立記者会見